会津の三大お日市「津島天神」


●会津の三大お日市・きゅうりを奉納する神様

 御祭神は須佐之男命。
 須佐之男命は八岐の大蛇を退治した神様で、悪疫退散の守護神として家内安全、商売繁盛、学業成就、大願成就など霊験あらたかである。
7月15日の祭礼には、胡瓜を神様に奉納する。胡瓜を奉納する云われは、織田信長の桶狭間の戦いの際に尾張の津島神社に戦勝祈願をし、その折「木瓜」の紋のついた帷幕を張った。その紋の形が「胡瓜」の輪切りと同じであることから、快挙の神事を授かろうとの願いから胡瓜を奉納して、お参りするようになったと伝えられている。
 「なかじま」の隣にはその「津島天神」が祭られており、7月15日には大祭が行われる。この日は必ず雨が降ると言われ、水に縁があり、水難を防ぐと言い伝えがある。実際この日は何故か、雨がよく降る。